富士五湖


山中湖村

山中湖
三日月湖・臥牛湖とも呼ばれる富士五湖の一つ。湖面標高は982m日本第三位。四季を通じ観光客に人気がある。

忍野村

湧池
昔、富士山が噴火したとき、人々は焼けつくような熱のため大変苦しんだ。そして喉の渇きや、人家の火事、また野火を消すためにもと、人々が水を求めて叫ぶ声が天地の間に広がった。この時、天の一方に大変美しい声で、私を信じなさい。そして、永久に私を敬うならば、私がみんなに水を与えようといわれた。この声の主は、「木花開耶姫命」で、その後まもなく熔岩の間から水が湧き出し、池となった。人々はこの池を「湧池」と呼んで、これを飲料水や水田に用いて今日にいたっている。

菖蒲池
昔、この池の近くに仲のよい若夫婦が住んでいた。ところが、不幸にも夫が肺病にかかり、妻はできるだけの力を尽くして食事や医薬の世話をしてやったが、夫の病は重くなるばかりであった。妻はもう神仏に助けを求める以外にないと考え、この池の水を浴びて身を清め、一心不乱に祈願した。すると、ちょうど37日目に「池の菖蒲をとって夫の身に巻けば、夫を苦しめている病魔は必ず退散する」という神のお告げがあった。妻はお告げのとおりにしてやると、重病だった夫の病も日増しに熱がさがり、食物もたべられるようになっておきて出歩くようになり、一ヶ月たたないうちに全快したといわれている。

お釜池
むかし、この池のほとりにあった家に、年老いた父親と2人の美しい娘が住んでいた。
父親は百姓をし、娘たちは裁縫や洗濯をしていた。ある日、妹娘が洗濯をしていたところへ、突然大蟇(ひきがえる)が1匹あらわれて、その娘を強引に水中に引き込んでしまった。
それを知った姉娘は、泣き叫んで近所の人たちの助けを求める一方、畑仕事に出ていた父親を呼んで、妹娘の救出をはかったが、いつまでたっても娘はかえらず、いくら探してもその遺体は浮かんでこなかった。
それ以来、父親と姉娘は命ある限り、お釜池のほとりにある家にとどまって、不幸な妹娘のめい福を祈り続けたという。

忍野の名水
標高約940mの忍野村はおいしい水の宝庫。富士山の雪解け水が岩肌に染み、火山礫にろ過されながら約80年の歳月をかけて地底を流れた透明な水が、忍野八海をはじめ村内の随所に湧き出ています。
最高級のビンテージを誇る忍野村の湧水は、昭和60年に環境庁が選定した「全国名水百選」にも選ばれたお墨付き。ミネラルなどの栄養分もたっぷり含まれ、美肌、アトピー、便秘などにも効果があるといわれています。

富士吉田市

ふじやまビール
造りたての地ビールと豪快な肉料理のレストラン。









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