南紀


田辺市

高山寺
田辺の市街地を一望できる高台にあり、弘法大師が開創したとされているお寺で、『弘法さん』の名で親しまれています。江戸時代建立の美しい多宝塔はじめ、広い境内には諸堂宇が立ち並んでいます。

高山寺貝塚
高山寺境内の台地には貝塚があり、押型紋という模様のついた尖底土器や撚糸文土器が出土していて、縄文時代早期の貝塚として広く知られています。その他に、貝殻、鹿の骨、猪の牙など多くの考古資料が発掘されています。

蟻通神社
地元では「御霊さん」と呼ばれ親しまれている知恵の神様です。境内にある楠の木は、街中にあるとは思えない程の大木で、安政の大火の時に水を噴いて町を守ったという伝説が残っています。

万呂王子跡
藤原定家の熊野御幸記に「山を越えて丸王子に参る」とあるのが万呂王子。熊野橋から約50m北に標柱があり、そのあたりが王子跡である。

上富田町

稲葉根王子
稲葉根王子は上富田町岩田字王子谷(国道311号)の入口にあり、熊野九十九王子の中でも社格の高い准五体王子で、天仁2年(1109年)の「中右記」にもその名が見え、社歴も古く、格別に崇敬されていた。

興禅寺
興禅寺は、臨済宗妙心寺派に属する寺院で、聖観世音菩薩立像をはじめ、興禅寺文書と呼ばれる古文書類が百点余りあり、この他多くの町指定文化財を有しています。庭園も回遊式ですばらしく、境内隣接地には1973年に建立された日本一の白いだるま座像があり、別名「だるま寺」と呼ばれています。

白浜町

円月島
白浜のシンボルとして親しまれている円月島。
正式には「高島」といい、臨海浦の南海上に浮かぶ南北130m、東西35m、高さ25mの小島ですが、島の中央に円月形の海蝕洞がぽっかり開いていることから「円月島」と呼ばれ親しまれています。

本覚寺
江戸時代から代々の住職が集めた珍しい貝のコレクションが1,000点以上あり、別名「貝寺」として有名。白浜で発見された「ホンカクジヒガイ」も寺の名からとったものです。

京大白浜水族館
京都大学フィールド科学研究教育センター瀬戸臨海実験所の付属施設で、無脊椎動物(サンゴ、エビ、カニ、ヒトデなど)のコレクションは日本随一、250トン大水槽や日射水槽などには各種の魚も展示され、学術的にも見応えのある内容が人気を集めています。

白浜海中展望塔
沖合100m、高さ18m、水深8mの全天候型展望塔。12ヵ所の窓からは、カラフルな熱帯魚をはじめ、チヌやグレ、カサゴなど、約30種類もの魚たちが鑑賞でき、まるで海底散歩をしているかのような気分が味わえます。

千畳敷
千畳敷は、その名のとおり広い岩畳を思わせる大岩盤。
瀬戸崎の先端から太平洋に向けて突きだしたスロープ状になった白く柔らかい岩は第3紀層の砂岩からなる大岩盤で、打ち寄せる荒波に浸食され壮大な景観を創っています。

道の駅 志原海岸
「道の駅・志原海岸」は、町の中心を走る国道42号沿いにあり、雄大な太平洋を一望にできます。駅内の売店では、町内の特産品を多数そろえて販売。生け簀には地元でとれた魚が泳ぎ、その場で料理して食べることもできます。

すさみ町

周参見王子神社
天文十五(1546)年の勧請と言う。 青銅製十一面観音像御正体(懸仏)が祀られている。境内には町立歴史民俗資料館があり、算額「開平算等解説図」も見える。

道の駅 イノブータンランド
すさみ
すさみ町を訪れたら、是非立ち寄って頂きたいのが、道の駅・イノブータンランド・すさみです。国道42号線沿いにあるこのエリアには、すさみ町特産品の販売をはじめ、写真パネルや大型テレビでミニ独立国「イノブータン王国」の紹介もあります。

エビとカニの水族館
ここの水族館は世界一小さなエビとカニだけの水族館。
でも館内の展示は一度入ったらもう一度来たくなるほど・・・、
どんなものがあるか脚(足?)を運んで見てみてください。

日本童謡の園
昭和62年10月、日本で初めて童謡を集大成した公園として生まれました。
海岸美を誇る枯木灘県立自然公園の中、紀州ゆかりの「まりと殿様」「鳩ポッポ」「お花が笑った」をはじめ心に残る10曲の童謡を集めました。

古座川町

八幡神社
創立及び由緒は不詳であるが社伝によると「文化12年(1816)乙亥3月再建 明治32年11月改造 明治6年4月村社に列す」とある。

一枚岩
古座川町相瀬地内にある国指定の天然記念物は、高さ100メートル、幅500メートルの一枚の大きな巨岩で辺りの風物を圧して川淵からそそり立つ姿は重厚である。

道の駅 一枚岩
道の駅一枚岩/一枚岩鹿鳴館は、名勝「古座川の一枚岩」の対岸に建ち、地元古座川周辺地域の物産販売、喫茶レストラン営業だけでなく、古座川の自然や文化を楽しむ人々のためのビジターセンターとしての機能を担っています。古座川探訪の基地として、お気軽にご利用ください。

串本町

串本海中公園水族館
串本海中公園の「水族館」は、この美しい串本の海を紹介するため、約500種・5000点の串本の海で見られる生き物たちを展示しています。

海中展望塔
沖合140m、水深6.3mの海底には青く澄んだ世界が広がります。串本の海を代表するクシハダミドリイシなどのテーブルサンゴやソラスズメダイ、メジナ、ブダイ等の魚達、熱帯・亜熱帯にすむカラフルな生物達が直に観察できます。

橋杭岩
串本から大島に向かい、約850mの列を成して大小40余りの岩柱がそそり立っています。その規則的な並び方が橋の杭に似ていることからこの名が付きました。

太地町

くじらの博物館
世界一のスケールを誇るくじらの博物館には、鯨の生態や捕鯨に関する資料などおよそ1,000点に及ぶ貴重なものが展示されていて、わが国捕鯨発祥の地として昔から現代までのおよそ400年の歴史を目の当たりに興味深くひもといていただけます。

那智勝浦町

補陀洛山寺
世界遺産にも登録。南方に補陀洛浄土を目指し渡海する上人達の出発点。補陀洛渡海とは、生きながらにして小さい船に閉じ篭もり観音浄土を目指すというもの。

熊野三所大神社
熊野三所大神社は、熊野九十九王子の一つ、浜ノ宮王子権現である。別称は、渚の宮、浜の宮三所権現、錦王子ともいう。
由緒が古く、熊野三山に次ぐ格式の高い神社である。

熊野那智大社
本宮、速玉の両大社と並ぶ熊野三山の一つ。467段におよぶ石段の上に建つ拝殿、その神域には日本サッカー協会のロゴにも用いられている“八咫烏”の烏石や、樹齢約850年の大楠が。また、諸願成就の神としても知られています。

青岸渡寺
如意輪観世音を祀る本堂は、天正18年に豊臣秀吉が再建したもので、国の重要文化財に指定されています。那智の滝との調和が美しい三重の塔も必見。西国33カ所観音巡りの第一番礼所でもある。

那智の滝
熊野那智大社の別宮、飛瀧神社のご神体として古くから人々の畏敬を集めてきた那智の滝。熊野の山塊、その奥方より日本一のスケールで流れ落ちる姿は圧巻

道の駅 なち
「道の駅 なち」は国道42号と那智勝浦バイパスの合流点近くに在り、世界遺産に登録された那智の瀧や熊野古道「大門坂」、熊野那智大社・那智山青岸渡寺が鎮座する那智山など、補陀落渡海等の多くの伝説や歴史に彩られた地域の玄関口に位置しています。

新宮市

熊野速玉大社
熊野速玉大社は、本宮大社・那智大社とともに、一体として熊野三山と呼ばれ、全国に3,000社余りに上る熊野神社の頂点に位置する神社でございます。速玉の名は生命の根源である水の働きを神格化したものとされ、熊野川の清流を背に鎮座しております。