東讃


さぬき市

志度寺
推古天皇のころの創建で、補陀落山と号する、四国霊場八十六番の名刹である。
本尊は十一面観音菩薩で、脇土不動明王毘沙門天と、絹本着色志度寺縁起図絵六幅、志度寺縁起等付属文化文書九巻はいずれも国指定の重要文化財である。

常楽寺
自性院常楽寺と称し、志度寺の塔頭であった。もとは真言宗御室派に属していたが、現在は善通寺派である。本尊は不動明王。天正年間(1573)志度に来住し、栄華をきわめた摂津の豪族・多田和泉守一族の創建という。
自性院北正門から入ってすぐ右に、18世紀から20世紀にまたがる日本の夜明けを演出した平賀源内の墓がある。

圓通寺
奈良時代、行基菩薩が開基。当時は西林坊と呼ばれ、志度寺の塔頭七坊の一つであった。もとは真言宗御室派に属したが、現在は善通寺派である。

平賀源内記念館
その源内が残した多くの発明品や著作品は、平成21年3月に移転・新装オープンした「平賀源内記念館」に陳列されている。館内は、全国各地で活躍した源内の業績を場所ごとにたどることができ、そのほか、映像で紹介する「源内奇才劇場」やエレキテルの体験ができるコーナーなどもある。

地蔵寺
名刹志度寺の奥の院で、如意山文殊院地蔵寺と称す。室町時代前記の創建とも伝えられる。真言宗御室派に属していたが、善通寺が本山になってより善通寺派となる。本尊は文殊菩薩である。

石槌山奉献灯籠
この灯籠は、さぬき市志度間川、雲附山に祀られている石鎚神社の奉献と、志度の浜辺から玉浦川の川口にかけて繋留する漁船の道しるべのため、もとや醤油初代当主小倉嘉平が、石鎚神社の信仰に燃える実弟、高松藩士・田山助蔵のすすめによって、弘化三年(1846年)に建立したものである。

平賀源内旧邸
記念館から約550メートル西には、源内の旧邸が残されており、その南側には、源内ゆかりの薬草園があります。

津田の松原
3千本の松が立ち並ぶ松原の広さはほぼ10ヘクタール、長さは1キロメートル。
風格のある松の古木は樹齢600年を越える。
大正4年(1915)「琴林公園」の名で県立公園に指定されて以来、多くの人々に愛された津田の松原は、昭和31年(1956)、瀬戸内海国立公園にも指定され、さぬき市を代表する風雅な景勝地にもなっています。

津田石清水八幡宮
津田の松原はもともと、この神社の燃料用と防風林として植えられたものらしい。

クアパーク津田
松の小枝を揺らす風、太陽にきらめく海。瀬戸内海国立公園・津田の松原の趣きに優しく包まれた「クアパーク津田」。夏は目の前の海でマリンスポーツや海水浴が楽し める絶好のロケーション。宿泊や宴会のお食事は新鮮な海の幸を存分に。忙しい毎日を忘れてほっとひと息。「クアパーク津田」は風景も味も毎日が旬の瀬戸のリゾート。

長尾寺
仁王門には4m余の大ワラジがかかり、右に大師堂、左には護摩堂が配置されています。付近には静の剃髪塚や禅尼の墓もまつられています。門前に元寇の役出征将兵の霊を慰めるために建てられた「経憧」(重文)は鎌倉時代から栄えたこの名刹を物語っており、また吉野山で義経と惜別した静御前が母磯禅尼と共にこの古里に帰って長尾寺で得度し今は位牌となってまつられています。

椋の木古墳
この古墳の上に大きな椋の木が生えていたところから、この名がつけられた。近年盛土がはがれ石室が露頭し、崩壊のおそれが出たため、昭和60年4月調査して補強工事を行い、土地所有者の協力を得て、保存されることとなった。

前山ダム
前山ダムは、鴨部川水系鴨部川の香川県さぬき市前山地先に多目的ダムとして建設されたものであり、洪水調節、流水の正常な機能の維持及び上水道用水の供給を目的とするものです。

道の駅 ながお
道の駅「ながお」は、国道11号、県道高松長尾大内線(さぬき東街道)、国道377号を連絡する県道志度山川線沿いにあり、北に前山ダムを望み、南は緑豊かな山並みが広がる自然に囲まれたところです。また、四国霊場87番札所長尾寺から88ヶ所最終札所大窪寺への参拝の途中にあり、結願所を目前に長旅の疲れを癒す場として活用されています。

細川家住宅
細川家住宅のある多和は標高400m、静かな山里。古くは阿波から志度への塩買いの道であり、屋島合戦の折には源平両氏の兵がここを通過したといわれています。
細川家は代々続いた古い農家。昭和41年、民俗調査で発見され、江戸中期の典型農家として国の重文に指定されました。

大窪寺
八十八番札所結願の寺大窪寺。標高776メートルの女体山のふもとにあり、奇岩に覆われた胎蔵ヶ峰を背景に本堂とそれに続く二重多宝塔が静かなたたずまいを見せています。

東かがわ市

白鳥の松原
白鳥の松原は、かつて「三里の松原」とよばれた白砂青松の景勝地で、「日本の白砂青松百選」に選ばれています。白鳥神社の社叢を中心に広大な松林が広がり、白鳥海岸と白鳥神社の間を通る道路から身近に眺望することができます。

白鳥神社
日本武尊の霊が白鳥となって舞い降りたという伝説が残る白鳥神社。開運厄除けの神社として有名で、地元はもとより市外からも多くの方々が訪れる。鶴の御門、本殿、拝殿などが江戸時代の佇まいを感じさせる。5月のゴールデンウィークには、子どもだんじり歌舞伎が公演され、子ども達の一生懸命な様子を、おじいさん、おばあさん、たくさんのファンが楽しみにしている。

棚次辰吉翁銅像
両児舜礼師碑
大阪で両児舜礼に手袋の製造技術をまなび、明治30年メリヤス加工のミシンを考案。大正5年大阪手袋工業を設立し、故郷の香川県白鳥村に分工場をつくった。






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